保育士は辛い!働き方が変わり忙しくなっても給料は安い!

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最近ではコロナの影響で様々な職場で働き方が変わりつつあります。保育士も働き方が変わった職業の一つです。

保育士の仕事はリモートで出来るものではありませんので、感染対策は保育士がしっかりと行う必要があります。

ただ、仕事量は増えて大変になったのにも関わらず、給与は変わらず辛い思いをしている保育士の方も多いようです。

今回はコロナの影響により変わった点について現役の保育士の方々にアンケートを取らせていただきました。

目次

コロナによって変わった点について現役保育士から聞きました

毎日検温と手洗い消毒を実施

コロナの影響で変わったことは職員や子どもの検温を毎日していることです。職場に着いた時に検温をし、その後、手指の消毒をしています。

子供たちも同様に家庭で毎日体温を測り、それを記入表に記入してもらい園に提出するようにお願いしています。

保護者の考え方にもよりますが、大きい子たちはマスクの着用も勧めています。もちろん職員は全員マスク着用し保育に当たっています。

なるべく密を避けると言うことにしていますので、集会はせずに全て中止しています。その他に大きな行事等も、中止になったり規模を縮小しながら開催するようにしています。

運動会も何日かに分けて開催していましたし、保護者の方の参加も1人の児童につき1名と言うことにしていました。小学校や老人ホームとの交流会もありましたがすべて中止になりました。

今までは子どもたちはアルコール消毒はほとんどしていませんでしたが、コロナウィルスの流行によって手洗いを頻繁にさせるようになりました。

また、その後のアルコール消毒も積極的に行うようにしています。また体調がすぐれない場合には熱がなくても、積極的に休ませるようにお願いをしています。このような対策をとりながらやっているのが現状です。

保育士は不織布のマスクの着用が必須

どの保育園でもマスクは必須だと思いますが、私が働いている園では布マスクはやめて、感染リスクが少ないフィルターがある不織布マスクにしなければいけなくなりました。

また、一日中換気の為にドアと窓を開けて窓の方には外へ向けて扇風機を置き、空気を常に入れ替えています。

使ったおもちゃはその都度消毒し、2回同じおもちゃを使わないようになりました。絵本の読み聞かせや手遊び中も保育士はマスクをしているので顔の表情が見せられず、笑っているのか怒っているのか子供達には見えずに、表情表現を教えられなくなりました。

保護者からの感染防止の為に保護者が保育室に入ることを禁止して、玄関で子供と荷物の受け渡しをしています。

そのため、保育士が全員の子供のストックの着替えやオムツなどを全部管理していないといけないので大変です。

食事やおやつ時にはテーブルでの飛沫を避ける為に前にすわらないでたがい違いになるように椅子を配置しています。

午睡ではお互いの呼吸が当たらないように並んで布団を敷かずに頭と足の方向が逆になるように布団を敷いています。

入園児の保護者説明会は無しになり、個々の面談は対面ではなく時間を決めて電話にて話をする事になりました。

保護者が集まる、運動会、遠足、卒園式も保育士と子供のみで、写真やビデオに収めて保護者が見られるようにしました。

保育士のパートの勤務時間は大幅にカット

1度目の緊急事態宣言のときは、登園自粛になり、登園する園児数が激減しました。パート保育士は勤務時間や日数が大幅にカットされ、1ヶ月くらい休業状態でした。

コロナ前は保護者が園内に入って荷物の準備など朝の支度をしていましたが、コロナが流行してからは保護者が園内に入らないように玄関先での受け入れに変わり、荷物の準備などはすべて保育士がするようになりました。

保育士は手指の消毒、おもちゃの消毒など、衛生管理に関してはコロナ前から元々きちんとしていましたが、新たに出勤時の検温と体調を記録をするように変わりました。

緊急事態宣言解除後は徐々に登園する園児も増え、すぐに通常通りに戻りました。保育園の生活はコロナの前も後も特に変わりません。

テレワークができる職場ではありません。保育園での小さな子どもたちの生活は集団生活であり3密状態です。

多少の風邪症状があっても熱がなければ基本的はに登園できます。咳エチケットなどまだよくわからない子どもたちが咳をしたり、鼻水を垂らしたりしながら、決して広いとは言えない室内でたくさんの子どもたちと保育士が共同生活をして過ごしています。

この中の誰かがいつ感染してもおかしくないと思いながら、日々の保育を行なっている状態です。

保育士は休日不要不急の外出が制限された

まず朝から必ず職員、子供の検温を徹底するようになりました。朝の受け入れ時に37.5°以上ある場合は受け入れせず、自宅で熱が下がって24時間以上経ってからの登園をお願いしています。

また保育内容においても、今までは天気が良ければ公園にお散歩にいって遊具で遊んでいましたが、コロナが流行り出してからは、遊ぶ前に消毒してから遊び始めるため、手間と時間がかかり子供たちが遊ぶ時間が少なくなりました。

またコロナレベルがあがれば、近所の方の目もあり、公園にすら遊びに行くことができなくなりました。

参観や運動会等の行事も密を避けるため、未満児は行わない方針になったり、以上児もこまかく時間を区切って数人ずつに分けて参加が行われています。

普段はクッキング等もしていましたが、コロナ禍のため、十分な手洗いと清潔を保ちながら行い、自分が作った分を自分で食べる等、極力菌がうつらないように配慮しています。

以前は送迎も保護者の方が保育室に入って朝の準備をしていましたが、コロナになってからは門での受け渡しになり、限られた人だけしか保育園内を出入りすることがないようにしています。

保育士は休日不要不急の外出が制限されていて、休日出かけた際にはどこのお店にいったかまで報告しなければなりません。コロナから子どもたちの命を守るため、とても厳しい環境・制限の中保育をしています。

保育士の休憩が取りにくくなった

コロナの前は食育に熱心に取り組み、給食前に子どもたちと三食群を使っての給食献立についての確認をしていました。

また、うちの保育園はセミバイキングだったので年長組が配膳し、おかわり自由、私も子どもたちと食事して接したのが、全くできなくなりました。

さらに、子どもたちとのクッキングや栄養指導もできませし、バイキングをやめたため栄養価査定も変更しました。

保育園として保育士と園児の体にふれての接触も三才以上の幼児とは、極力なくなりました。

我が園は見守る保育が基本なため、子どもたちの自主性を主体で、コーナーごとに、お絵かき、ままごと、工作、トランプ将棋などとわかれていますが、そのひとつひとつの全てまで保育士が毎日消毒、ピアニカも禁止になりました

また乳児クラスも0才はもともと分けてありましたが、さらに部屋を仕切り感染対策をしています。

先生たちの休憩も密にならないようにバラバラになり、休憩がさらに取りにくくなってしまいました。

また保護者との受け渡しも保護者は入口の外で待ち、園内に入れなくなりました。お遊戯会はクラスごとにして、誕生日会も保護者なし、運動会は、三才以上だけで屋外で初開催しました。

保育園での行事はほとんど実施出来ない

保育園での行事がほとんど実施出来なくなり、戸外での交流活動もなくなりました。例年に比べて子どもたちもイライラしているように感じています。そのため子ども同士のトラブルも多く感じます。

外遊びで発散させたいと思いますが、他クラスとの交流による感染も怖いのであまり外遊びもさせてあげられていません。

送迎も手早くなので保護者の方ともなかなか連絡事項だったり、子供の様子を伝え合う場面もかなり少なくなりました。

また玩具や床など全てのものを何回も消毒していますので仕事量も増えたように感じます。なので掃除をこまめにするようになりました。

子供の免疫力も落ちてきているのか熱を出したり、体調を崩しやすくなっているように感じます。

保護者も保育士もなんだかピリピリしながら仕事をしています。いつコロナが出るやら心配でたらまないからだと思います。

子どもの活動もなかなか外に出られないためマンネリ化してきています。行事も減っているので子どもの活躍が期待できる場面が極端に減っています。

子どもたちも何かに向かって協力する経験が減ってしまっていると感じます。子どもたち同士のつながりや、一緒に何かをやり遂げる経験を遊びの中で経験できるように考えたいと思います

準備や片付けも大変になり仕事が増えた

朝の登園時の検温、職員も出勤時検温は絶対になりました。子どもは37.5度以上あったら休んでもらい、解熱後24時間経過してからでないと登園は出来なくなりました。

もちろん日中に発熱した時も同様で、37.5度以上出たら即保護者に連絡し迎えに来てもらうようになりました。

園児も職員も食事の前の手洗いに加え、アルコールでの消毒もする様になり、向かい合わせに着席しての食事はダメになりました。

なので机をたくさん使うようになり、準備や片付けも大変になりました。保育の中でも、向かい合わせになる時は、アクリルのの透明パネルを机の間に置いて飛沫対策をしています。

使ったおもちゃなどは、その都度次亜塩素酸やアルコールで拭き、除菌しています。特に乳児は口に運ぶ事が多いので、除菌も今まで以上に徹底的に行うようになりました。

なので、その日の除菌の係の様な人を、出したりする事もあります。また、マスクは幼児と職員は必須で、子どものマスクを食事の時はずしたら入れる、マスクケースなどの管理の仕事も、増えました。

また、運動会、作品展など保護者が来るような行事は全てクラス毎に、別の日に行ったり、来る保護者の人数を制限出来る場合は制限しています。

大きな人数が動く発表会はビデオに撮ってDVDにして渡すなどの形にどんどん変わってきています。

仕事は増えたのに給料は減少

まず一つ目ですが、園児、保育士、すべての方のマスク着用の義務化です。これはどの企業でも世間一般的に行われていることだと思います。

次に、保育園の園児あずかりの短縮化があります。他の保育園はわかりませんが、私が勤めている保育園では今まで基本は8時~17時まで園児をあずかっておりました。

しかし、現在では15時までとなっております。園児をあずかることによって密になる時間も増加してしまうので、集団クラスターを防ぐ観点から見ても、時間の短縮化をおこないました。

最後に人間関係の悪化があります。私が勤めている保育園では園児を預かる人数を限定しており、その影響によって自分たち職員の給料なども下がってしまいました。

社員のモチベーションなども下がってしまい、職員全員がイライラしている状態であります。

普段は同僚の方ともいろいろと世間話なども行っていましたが、現在ではお互いそのような話はほとんどしません。

地域との交流は減少

保護者は保育室に入室できなくなりました。そのため、送迎は玄関で対応となっています。また、保護者参加の行事はほぼ中止となりました。

園内行事においても全園児での行事は中止とし、クラス単位で行なっています。保護者が入室できなくなったことで、保育室に飾っている子どもの製作物が見られなくなってしまった。そのため玄関に展示、もしくは写真を掲示しています。

保育においては保育士は常にマスクをしているため、子どもに声が届きづらいこともあります。

言葉の発達を促す時期に、口の動きを見せながら話すことができなくなってしまっている現状を懸念しています。

また、これまで給食は食育も兼ねて保育士も一緒に食べていましたが、現在は介助のみで一緒に食事ができなくなりました。

一緒に食べられないため、味や食感、一緒に食べる喜びを共感し合えない状況となっています。調理室の栄養士と子どもの交流は慎重にならざるを得なくなりました。

さらに、地域との交流ができなくなってしまいました。老人ホームの訪問などは一切できなくなっています。

夏祭りでは近所の方を招いて行う予定でしたができなくなってしまいました。公共施設の見学などもしにくくなっています。時期によっては警察署の見学なども行っていましたが、再びコロナ感染者が増えたことで、見学なども見合わせているのが現状です。

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