30代で保育士から事務職に転職した女性が感じたメリットとデメリット

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保育士の仕事は大変で、少ない人員で多くの業務を行っています。就業時間内で終わらずに自宅に仕事を持ち帰っている人も多いのが実情です。

独身の時はその生活も絶えることができますが、結婚や出産をして家庭を持つとなると話は別です。

家族と過ごす時間を取ることができず、何のために毎日働いているのかわからなくなるという保育士の方の悩みをよく聞きます。

そのため、出産を機に転職を考える方も多いです。保育士からの転職先としてよく選ばれる職種に事務職があります。

事務職は残業も少なく、自宅に仕事を持ち帰るということもほとんどありません。仕事をしながらプライベートの充実も図ることができます。

今回は30代の保育士の女性が事務職への転職に成功した体験談を語ってもらいました。転職を考えている方の参考になればと思います。

目次

保育士を辞めようと思ったきっかけと事務職を選んだ理由

私は小さいころから幼稚園の先生になりたいという夢を持っていました。そのため、保育科の短大を卒業し無事新卒で保育士となりました。

女性同士の独特な人間関係などもありましたが保育の現場では幼稚園で3年、保育園で5年、認可外保育所で2年と計10年ほど保育の仕事をしました。現在は31歳で3歳の息子がおり2人で生活しています。

保育士を辞めたのは出産が理由

妊娠し出産のため正社員としての保育士を辞めました。産休もありますが、産休制度が1年だったのでもう少し子どもと長く一緒にいたいと思い退職の道を選びました。

息子が一歳頃に離婚することになり、子どもを預けながら働ける認可外保育所で2年ほど働きました。

その後子どもが認可保育園に入園できるタイミングで保育士から事務の仕事に転職しました。

事務職を選んだ理由は時間通りに仕事をして、持ち帰りの仕事や家庭で考えることがないことなどが大きかったです。

職場での悩みや仕事などを家庭に持ち込みたくなくて、仕事と家庭は切り離して考えられるようにしたかったので、事務職という仕事を希望し就職しました。事務職では家庭との両立がしやすいと思いました。

事務職への転職の際に面接で聞かれたことと志望理由書に書いたこと

私が志望理由書に書いた志望動機は、ずっと保育士をやってきたけれどもここへきて他の職種を知りたく経験してみたいと思ったことを書きました。

また、子どもが小さいので時間で区切られて17時が定時であるのであれば17時できっちり終われる仕事だから志望したことも書きました。もちろん残業なども事前に知っていれば可能であることも伝えました。

面接で聞かれたこと

私が採用面接で聞かれたことは、なぜ保育士から事務職という仕事に就こうと思ったのかでした。

答えた内容は志望理由と似ていますが、他の職種も経験してみたかったことや、小さい子どもがいるので時間で区切られるメリットがあることをあげました。

また、保育士では毎日家に仕事を持ち帰っていましたが、事務職であればそういったこともなく、子どもとの時間も過ごすことができるということも伝えました。

事務職は未経験ですがどんな仕事でもしっかりしますし、自分の両親も健在なので何かあれば助けてももらえますし、残業なども対応することは可能です。

しかし、基本的には2人で住んでいて私が世帯主であり子どもの親は私一人なので子どもの体調や行事などでお休みをもらうことがあるかと思いますがそこは許して頂きたいということを伝えました。

他に聞かれたことは誰に対しても聞くような、会社までの通勤手段や時間、何時間働きたいか残業はできるか、基本的なこと(パソコンの使い方や電話対応)はどの程度できるかなど聞かれました。

保育士と事務職の違いと辞めて良かったことを紹介

保育士のときは女性ばかりの職場ですし出会いもないので、異性との出会いといえばコンパを開いたりわざわざそういう場に出向くことが普通でした。

しかし事務職ということは男性も女性も関係ないので出会いは増えました。ちなみにそこで恋人もできました。

同じ職場なので別れた時に気まずいとかはあると思いますが同じ職場だからこその良さもあると思います。

事務経験が初めてですが、だからといっていじめられることもなく、いい職場の雰囲気の中で仕事をさせてもらっています。

人間関係はやはり男性との交流が増えたことでおしゃれに気を遣い、化粧や髪型など身だしなみに気を付けるようになりました。

保育士のときは化粧はあまりしなかったですし、髪型なんてポニーテールでよかったですし。そこは自分磨きとしてもいいことだと思います。

保育士を辞めて良かったこと

保育士を辞めて良かったことは何も考えずに仕事ができることです。初めての職種である事務職なので戸惑うことはかなりあります。

しかし、仕事中に携帯を触ったり、好きな時間にお手洗いに行けたり、お菓子引き出しがありパクパク食べながら仕事ができます。

保育園での勤務中は携帯を触る余裕なんてもちろんなく、休憩中に連絡がないか確認くらいしかできませんでした。他にも髪型やメイク、ネイルなど気にせずに何でもできると思います。

保育士をしているとネイルなんてできませんし、ファッションに気を使う余裕なんて全くなかったです。

保育士を辞めて後悔したことは特にありませんが、息子が手遊びを覚えたり製作物も持ち帰ったりしていると、ああその手遊び可愛いな、とかそういう製作の方法もあるのかなどと保育士目線で見てしまいます。

子どもと教育番組を観ていても、この歌は年少向きかな年中向きかなとか発表会に歌いたいなとか踊りたいなとか考えてしまうところは職業病がまだ抜けていないなと思います。

保育士から事務職の転職での苦労したこととは?

幸いにも仕事先がとてもゆるくて周りの方も優しくて楽しく仕事できているので特に苦労はないですが、やっぱり常に動いていて考えていた毎日に比べ、ずっと座っている仕事は逆に疲れます。

パソコンと向き合っているので動きたい衝動に駆られるし、毎日じっと座ってるとこれでいいのかみたいな気持にはなります。

保育士に比べてやりがいは特に感じられないし、毎日同じ作業をするだけですので自身の成長も感じることはありません。

電話も園児のお母さんと話すわけではないのでその癖(くだけたような言い方)を直すのには苦労した(してる)かなと思います。

わかりました→かしこりましたとかいいですか?→よろしいでしょうかとか。あとは女性ばかりの職場でもないので環境や雰囲気も違うので戸惑いもありました。

今後事務職に転職しようと思う方へのアドバイス

動きがあり、子どもを第一に考える保育士とは全然違う事務職の仕事ですが、経験としてやってみるのもアリだと思います。

保育士って本当に疲れますが、事務職をやってみると保育職の楽しさとかやりがいとかも改めて感じられます。

保育士をやっているともう辞めたい、働きたくないなんて思うことがあると思います。そういう方は一度事務職を経験してみると良いと思います。

事務職の採用は意外とありますし、多くの人と接する仕事よりも事務のように淡々と仕事をする方が合っている人もいると思います。

保育職は求人はかなりあると思いますし、戻ろうと思えばいつでも戻れると思います。他の職種を経験することで気づくことも多いと思いますよ。

ただ、転職前に最低限のパソコンスキルは身につけておきましょう。ExcelやWordの基本的な操作方法がわからないと後で苦労します。

パソコンスキルが全くないという人は退職後にハローワークの職業訓練などに参加してみると良いと思いますよ。

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