東京都の認証保育園で勤める女性の悩みと転職を考えている理由を紹介

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一言で保育園と言っても認可保育園と認証保育園では違いがあります。認可保育園は国が定めた設置基準(施設の広さ、給食設備、保育士等の職員数等)をクリアして都道府県知事に認可された施設です。

それに対して認証保育園というのは東京都独自の制度です。東京都は土地が狭く、施設の広さが等が国の定めた設置基準を満たせないケースが多いことから東京の独自の基準を設定しています。

今回は東京都の認証保育園で働いていて転職を考えている女性にアンケートに協力して頂きました。

同じように保育園で働いていて悩みを抱えていたり転職を考えている方の参考になればと思います。

目次

認証保育園の不満点を3つ紹介

学生の時からずっと保育士として働きたいと思い、高校生と大学生の時には長期休み等に板橋区にある小規模の企業内保育所で7年間アルバイトをしていました。

4年制大学を卒業後、豊島区にある小規模の認証保育園で働き始めて3年目になります。現在勤めている園には、0~2歳児の計19名が在籍しています。

職員は8名、うち保育士は5名になります。1、2年目では1歳児クラスの担任を経験し、3年目の現在は0歳児クラスの担任をしています。

仕事内容は子ども達の保育のほか、日誌などの書類作成や行事の実施などを行っています。子どもたちの成長に携われることは楽しく、感動する場面がたくさんあります。

ただ、保育園での仕事は大変なことが多く、働いていて感じている不満点が3つあります。

人手不足

1つ目は人手不足です。以前は在籍する子どもが24名、保育士は8名だったのですが、子どもも保育士も年々減少しており、保育士の人数が今年度の6月には5名になりました。

保育士の割り当ては0歳児クラスが2名、1歳児クラスが2名、2歳児クラスが1名です。配置基準から考えると保育士の人数は足りています。

しかし、私の園は土曜日も開園しているため、その振替休日などで休みの先生がいる日は担任の人数が足りず、クラス活動が行えないため常に合同保育になってしまいます。

合同保育もメリットはありますが、0歳児の子どもにとっては活動や遊びの内容が合わなかったり、他のクラスの子ども達の活動が限られてしまったりしています。

人間関係

2つめは職場の人間関係です。人間関係自体は比較的良好なのですが、保育士同士仲が良いことから保育中に私語が多かったり、仕事の内容に対する注意が行えていなかったりしていることが気になっています。

園長も今年度の途中から入社した保育士が努めており、全体的に不安定であるように感じています。

また保育士が異動や退職で減少した現在は、1~4年目の保育者しかいない状態です。経験年数の長い保育士や役職がある保育士がおらず、保育の内容に関する指導を受ける機会がないため、保育士としての成長ができていないように感じています。

給与や福利厚生などの待遇面

3つ目は給与や福利厚生などの待遇面についてです。とくに他の職種に比べて給与や賞与が少ない現状です。

私は一般企業が運営している保育園に勤めていますが、公立保育園や社会福祉法人が運営する保育園、幼稚園などと比べると年収が低いと感じます。

また、私が努めている園は小規模のため役職の枠が少なく、役職を持つには他の園に異動しなくてはなりません。昇給枠もですが、昇給額や勤務年数に応じた給与の上昇幅も狭いです。

また、退職金は希望者のみ自分で積み立てる方式のため、実際には退職金は支給されません。現在は実家暮らしのため生活費には困りませんが、将来のことを考えると生活や貯蓄が難しいと感じています。

認証保育園からの転職を考えた理由

最初に保育園を退職しようと思ったのは2年目の秋頃です。当時は職場の人間関係に悩んでいました。園長との関係が良くなく、悩むことが多かったため年度末で退職をする予定でした。

しかし、今年度の6月から園長が異動することになったため、次年度も働くことを決めました。そして今回退職を考えるようになったのは3年目の秋頃です。

その理由は、アルバイト経験を含めると保育関連の仕事は10年目だったため、今後は異なる職種や仕事を経験したいと思ったからです。

現在転職活動は行っていません。来年度からは資格取得に向けた勉強をする予定です。現在は福祉業界に興味を持ち、勉強および転職を考えています。

福祉業界の中でも特に手話について勉強をしたいと思っています。以前テレビ番組で手話を拝見してから興味を持ち、大学では聴覚障害や手話に関する授業を受けたり、検定を取得したりと学んできました。

大学を卒業して保育士の仕事を始めてからは、社会人の手話のサークルに所属したり、地域で開催している手話の講習会に参加したりし、実践的な知識を学んできました。

しかし仕事との両立が難しく、なかなか講習会やサークルに参加できなくなり、保育士2年目の前半で両方とも辞めてしまいました。

テキストで勉強をしたり、検定を受けたりと自分で勉強を続けてきましたが、独学では実際に手話を使って会話をする機会がないため、手話の技術の向上は難しく、専門のスクール等に通って学びたいという気持ちが強くなりました。

そのため退職をして、今後はじっくり手話の勉強をしようと考えています。その後は手話通訳士の資格を取得し、手話通訳士として仕事をしていきたいと考えています。

また、保育業界に再度就職することも視野に入れています。以前仕事中に公園で他の保育園が遊んでいるところに遭遇したのですが、そのなかに聴覚障害がある子どもがおり、保育士は子どもと手話でコミュニケーションを取っていました。

このように手話を活かせる保育の現場で働くことも考えています。保育士として転職活動を行う際は、『マイナビ保育士』という保育士専門の就職サイトを利用しようと考えています。

以前の就職活動の際に、マイナビが主催している保育士就職フェアを利用していたため、次回も利用したいと思いました。

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