男性保育士のメリットとデメリットを紹介!保育士歴10年目の本音

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保育士は以前保母さんと呼ばれていたことでわかるように大多数が女性でした。

しかし、今では男性保育士の比率も増え、複数人男性保育士が在籍する保育園もあります。私の勤めている園も他にも男性保育士はいます。

保育には母性が大切だと言われますが、それは女性にしかないのでは?男性保育士には限界があるんじゃないの?

懐疑的な目で見られることもあるかもしれません。もちろん100%女性と同じかと言われれば、私もそれは不可能だと思っています。

しかし足りない部分を他で補うことは可能だと思っています。今回は男性保育士として働いている私の経験から男性保育士のメリットデメリットをお伝えしていきます!

目次

男性保育士のメリット

まずは男性保育士のメリットについて紹介させていただきます。私が感じるメリットは以下の通りです。

  1. 数が少ないので重宝されやすい
  2. 気にかけてもらいやすい
  3. 女性と違う視点で見ることができる

①数が少ないので重宝されやすい

ベタな話ですが、力仕事は男性にというのが自然な流れです。まぁそれも偏見なのかもしれませんが…

しかし、実際にはそこまであり得ないくらい重たい物かと言われればそうでもない印象。それでもちょっと運んであげるだけでも感謝されるんです。

嫌な気持ちはしないですよね?

それは対子どもでも同じです。男性というだけで子どもたちも珍しがります。ちょっと遊んであげるだけでも人気者です。実習で経験ある方もいるかもしれません。

実践的なところでは、運動遊びを展開するときに計画を頼まれたり、準備を頼まれたりすることもありました。

もちろんみんながそうというわけではありませんが、このような機会は評価を上げるチャンスです。チャンスは逃さずに捕まえて将来に繋げたいですね。

②気にかけてもらいやすい

余程の事情がない限り、男性保育士は結婚出産を機に退職…ということはないと思います。世の中は男性でも育休を!と謳っていますが、男性保育士はどのタイミングで育休なんて取れるのか私にはわかりません。

その代わりになるかはわかりませんが、将来のこともあるしということで、上層部に気にかけてもらえる機会は多いと思います。私の職場ではそういった風潮があります。

もちろん全員が全員というわけではありませんよ?それなりに仕事はしないといけません。将来家族を養おうと思ったらそれなりにお金は必要です。

気にかけてもらえる環境のほうがもちろん有利になりますよね?私の場合ですが、妻はとてもじゃないけど専業主婦にさせてあげられる状態には今のところはありません。

しかし、少しでもラクはさせてあげたいので昇給のチャンスがあるだけ有難いと思っています。

③女性と違う視点で見ることができる。

異性が怒っている時、なんでそんなことで怒っているの?と疑問に思ったことはありませんか?

例えば、男の子が石ころを蹴って遊んでいたとします。女性の先生が「なんで石なんか蹴ってるの?」と叱っています。

そこで男性陣に問いたい、石ころ蹴って遊んだ経験ありませんか?私はよくやっていました。なんなら学校の帰り道、同じ石を蹴って家まで帰るという訳の分からない遊びをしていたこともあります。

今まで経験した内容も感じ方も違う。視点が違うから女性だと許せなくても男性だと許容するといったことが起こるのです。

もちろん逆も然り、全てがそうかというとその通りではないこともあります。男性視点で見ることは貴重な意見です。

不思議がられることもありますが、え?そうなの?と思ってくれることもあります。お互いの意見をかけ合わせたらいいなと思いませんか?

何でもかんでも男性が女性がというのは時代にそぐわないかもしれませんが、お互い尊重しあっていきたいものです。

男性保育士のデメリット

次に男性保育士のデメリットを紹介させていただきます。私が感じるデメリットは以下の通りです。

  1. 良くも悪くも目立つ
  2. 目を付けられると挽回しにくい
  3. 男性だからと制限されることがある

①良くも悪くも目立つ

メリットのほうで重宝してもらえやすいと書きました。しかしそれは紙一重で、場合によってはマイナスに働くこともあります。

いいことをした時も目立ちますが、その反対も十分にあり得ます。それはやはり男性保育士は珍しがられるからですね。

保育士=女性というイメージは未だに根強いので、保育園をパァ~っと見渡したり、散歩している園児のそばに男性がいたら、「あ、ここの保育園には男性がいるんだ」と、思われることは多いです。

女性以上に、常に見られている立場であるという認識は持っておいたほうがいいのかもしれません。

②目を付けられると挽回しにくい

女性社会の定番、妬みや嫉みというものが、悲しいですが存在する職場は多いと思います。
要はターゲットになってしまうとなかなかそのあとが難しいです。

一匹狼でやっていける人なら大丈夫でしょうが、なかなか保育園という限られた空間でそれを続けるのかなかなか至難の業だと思います。

女友達にちょっと言いすぎちゃった。とは訳が違います。ポロっと発したその一言が相手を傷つけたり、嫌味に捉えられたりすることはよくあるので、男性保育士はその辺も注意しておく必要はあるかと思います。

③男性だからと制限されることがある

保育的な部分で言うと、女児の排泄をさせてもらえない園は多いのではないでしょうか?
正直仕方がない部分ではあるかと思います。

世の中のほとんどの男性保育士は、真摯に保育と向き合っていると思いますが、一部の男性保育士の最近の事件などのせいで疑われやすくなっているもの事実です。

何度もお伝えしているように、男性保育士自体が珍しく感じられるので、ニュースで『男性保育士が…』と伝えられると「あぁ~またか」という風に思われてしまうのです。

真面目に働いている人にとってはバカバカしい話かもしれませんが、そこは受け入れる必要があると思います。

ただ、保育上のマイナス面なんてその程度なので、そこまで支障はないのかもしれません。

まとめ

男性保育士は着々と数も増えていますし、増えていくべきだと思います。しかし、給与の問題があったり、女性との関わりであったり、保育とは違う部分での弊害は少なからず存在します。

メリットデメリットを挙げましたが、デメリットは正直気を付けてさえおけば、そこまでデメリットに感じることもないかと思います。逆にメリットをどこまで最大限に活かすか。そこが重要ではないでしょうか。

保育士である前に一人の人間です。自分の生活があっての仕事です。家族や職場と協力し合いながら、充実した保育士ライフを送ってほしいと思います。

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