【悲惨】認可外保育園での仕事はブラックすぎ!夜の保育園の実態を告白!

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認可外保育園というのは国が定めた設置基準(施設の広さ、給食設備、保育士等の職員数等)を満たしていない保育園のことを指します。

認可外と聞くと怖そうなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、各都道府県で定めている基準に基づいて知事からの認可は受けています。

認可外保育園は様々な法人によって運営されていて、運営母体や延長によって運営方針が大きく異なります。

ですので、24時間やっている保育園というのもあります。特に都心部では24時間運営している保育園は多いようです。

今回は24時間型の認可外保育園で実際に勤務していた女性から保育の現場の実態を教えていただきました。

目次

知られざる夜の保育園の現実

私は現在30代でベビーシッターの仕事をしています。20代は都心部にある24時間型の認可外保育園にて朝10時〜翌朝10時という24時間勤務を2年間働いていました。

その後は別の認可外保育園にて0時〜9時という夜勤で3年間働いていました。認可保育園と異なり国や市からの補助もままならない事から、認可外保育園は人手不足に陥りやすく、私が勤めていた保育園もその例外ではありませんでした。

保育園は常に人手不足

縦割り保育で0歳〜6歳児を同時に見守らないといけない為、0歳〜2歳児のミルクやオムツ交換に追われるばかりの毎日。

3歳〜6歳児に「 先生こっちきて!」 と呼ばれても「ちょっと待ってね」を繰り返すばかりで満足に相手をしてあげることもできませんでした。

昼食のおにぎりを食べながらミルクをあげたりオムツ交換をしたり、夜は寝つけなくて泣きじゃくる子どもの背中をトントンしながら仮眠を取ったり。食事や仮眠などの休憩時間すら満足に取ることはできませんでした

保育料の徴収も保育士が行う

歓楽街で夜間保育をしている園という土地柄もあり、水商売で生計を立てているシングル家庭が多かったです。

保険料の支払いにルーズなご家庭も多く、滞納している保護者様へ催促をするのも保育士の仕事でした。

借金取りが保育園に乗り込んでくることも度々

保育料の滞納への対応くらいでしたら何とかなりますが、借金取りが保護者様を訪ねて保育園まで乗り込んで来ることも度々ありました。

こんな世界が本当にあるんだと思いましたし、キリキリと胃が痛む毎日でした。生活苦を嘆く保護者様をなだめるのも、パパママのお迎えが遅くて毎晩のように泣く子どもをなだめるのも、我々スタッフの仕事でした。

子どもを預けたまま連絡が取れなくなる保護者もいる

中には子どもを預けたまま連絡が取れなくなる保護者様もいました。ですので、児童相談所との連携も必要でした。児相に引き取られていった子ども達の事を思い出すと今でも胸が痛みます。

保育園という場所は「毎日保護者様が子どもを送り迎えに来る場所」それが当たり前だと思っていました。

その当たり前がこの園では当てはまらず、「子どもを捨てにくる保護者様もいる場所」でもありました。この現状に慣れていく自分が怖くなり、退職することを決めました。

認可外保育園からベビーシッターに転職して良かったこと悪かったこと

認可外保育園を辞めると決めたものの、子どもと関わる仕事は続けたいと思っていた私はベビーシッターの会社を探すことにしました。

集団保育ではできなかった一人一人の子どもとしっかり向き合う、目を見て話し合う、そんな保育がしたかったという理由もありました。

面接で認可外保育園を退職した理由を聞かれた際、週6日の夜勤がとにかく辛かったこと、マイペースに働きたいことを正直に伝えました。

体調管理をすることはどんな職場でも大前提だとは思いますが、それでも人間である以上は体調を崩してしまうこともありますし、子どもと関わる仕事というのは感染病をもらってしまうリスクも高い現場です。

そのため、万一自分が体調を崩した際でも代わりのスタッフを探してもらえるという事を面接の際にはしっかりと確認しました。

週1日からのアルバイトやパートでも働くことが可能な会社。保育士を目指す学生や子育てを終えた主婦の方も大変多いことから、ここなら自分のペースで働くことができそうだと思い、今の会社を選びました。

ベビーシッターになって良かったこと

ベビーシッターとなった現在は自分である程度の予定を立てることが可能なので、プライベートの時間を保育園の頃よりもしっかりと確保できるようになりました

認可外保育園で週6日働いていた頃は、たった1日の休日ですら子ども達のことが心配で気が休まりませんでした。

しかし、 ベビーシッターの今は仕事のON・OFFがつけられるようになり生活にメリハリを持てるようになりました。

仕事をしながら食事をするようなことも無くなり、日中は案件の合間にカフェで昼食をとったり、仕事後は家でのんびりTVを観ながら料理をして夕食をとることもできています。

勤務時間中は座ることなど殆ど無く、仮眠時以外は走り回っていた保育園勤務とは違い、今は一般家庭での室内保育が中心なので身体への負担もかなり軽減されました

夜勤をしていた頃は体調を崩しても「他のスタッフだってしんどい中で頑張っているんだから…」と、感染病以外は我慢をするのが当たり前だと自分に言い聞かせて身体にムチを打って働いていましたが、現在は体調を崩した際にフォローしてくれる人手があります。

子どもの心身の健康を守る為にも、保育をする側である私自身も心身共に健康であらねばならない、という想いを無理することなく実行できる今に満足しています。

ベビーシッターになって悪かったこと

デメリットを挙げるとするなら、働きたい日に必ず仕事の依頼がある訳では無いので、お給料は不安定です。

そして同じルールを皆で守る保育園とは異なり、ご家庭の数だけルールがあるので臨機応変な対応が求められます。おやつやゲームの時間、お片付けのルール、例を挙げ始めるとキリがありません。

あとは保育をする現場が一般家庭なので、保育園には無かったようなガラスコップ、角のある家具、飲み込めてしまうくらい小さいオモチャやアクセサリー。

子どもにとって危険な物も沢山置いてあるので、保育園勤務の頃には使わなかった神経をすり減らすこともあります。

それでも子ども一人一人と向き合う保育ができていますし、自分のペースで働きたい
という希望も満たしてくれています。今はその両方が満たせているので転職して本当に良かったです。

まとめ

認可外保育園というのは経営する企業や園長によって経営方針は様々です。ですので、福利厚生がしっかりしているような職場もありますし、こんな過酷な職場は少ないかもしれません。

ただ、こんな保育園があるのも事実です。仕事量が多くてきついというよりも、毎日胸が痛む思いをする方がつらい職場でした。

それでも働き続けることができたのは子どもが好きだからという気持ちでした。私がいなくなったらこの子たちを見る先生が誰もいなくなると思ったら、なかなか辞めることはできませんでした。

しかし、今は転職して良かったと思います。自分のプライベートの時間を持てるということがこんなに喜ばしいことなんだと気づくことができました。

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