保育士はブラック!持ち帰りの仕事が多く子どもと遊ぶ時間が取れない!

PR:当サイトにはプロモーションが含まれることがあります

保育士は自分の子どもの世話もしっかりしていると思われがちですが、日々の仕事に追われて自分の子どもの面倒を見ることができていないというのが実情です。

保育園によっては仕事は持ち帰って自宅で行うものという慣習があるところもあるようです。自宅で行いますのでもちろん残業代は出ませんし隠れたサービス残業というわけです。

子どもが好きで保育士になったのに、自分の子どもの相手はできていないというジレンマに悩まされているという人も多いです。

今回は出産後に保育士から事務職に転職した30代の女性にアンケートに協力して頂きました。

目次

保育士は持ち帰りの仕事も多く時間が足りない

私は30代後半の主婦で子どもが2人います。大学卒業後9年間公立保育園の正規保育士として勤めていましたが、産休・育休で一旦現場を離れました。

上の子が3歳、下の子が1歳になった時に復職しましたが、正規保育士としての仕事は忙しく、家事・育児との両立ができなくて1年で退職しました。現在は事務職の仕事をしています。

保育士の仕事は早番・遅番出勤があったり、職員会議や研修、組合の活動も多く、家事・育児や自分のための時間が明らかに足りませんでした。

持ち帰りの仕事も多く、子どもを寝かしつけてから家事をし、その後仕事をすると就寝時刻が3時になることもありました。

前日遅くまで仕事をしていたにもかかわらず6時に起床したり、子どもと一緒に寝てしまった時は2時に起きて家事や仕事をしたりと睡眠時間も足りていませんでした。

休日も研修や持ち帰りの仕事があったり、食事の作り置きを準備したりするため、子どもの相手を夫に任せ、我が子と触れ合う時間がどんどん減っていきました

仕事では「子どもたちのための最適な環境とは」「家庭支援とは」「食育とは」などについて真剣に取り組み実践していく中、自分自身を振り返ってみるとそれが全くできていないことに矛盾や虚しさを感じ、その思いが日に日に大きくなっていき退職を決意しました。

保育士から事務職に転職して自分の時間を持てた

自分の子どもや家族と過ごす時間を確保できる仕事をと思い、事務職をメインで仕事を探しました。

事務職の採用面接の際に聞かれたことはパソコンスキルと希望の勤務時間です。パソコンは保育士として働いていた時はあまり使用していませんでしたが、ワードとエクセルは多少使えること、趣味で写真を撮ったり画像を加工したりしていることを伝えました。

勤務時間については平日の9時〜17時を希望しました。その時間なら、急遽子どもを病院に連れていきたい時に登園前や降園後の時間を使えるからです。

また、子どもの体調や園の行事などで急遽お休みをもらうこともあるかもしれないことを伝えました。

この条件が一番重要だったので、そのことを面接官に伝え、勤務時間や休日には臨機応変に対応できるということで就職しました。

志望理由書に書いた志望動機は、家事・育児との両立が可能な仕事内容だからということです。

こちらの事情も理解してくれ「とにかく子どもや家族を優先してくれていいから。急な休みにも対応できるから。」と言ってもらい安心しました。

事務職の仕事に転職して家族と過ごす時間が増えた

持ち帰りの仕事がなくなったことで自分に余裕ができ、子どもや夫と過ごす時間が増えたことが嬉しかったです。

現在の職場では事務所に社長と自分の二人だけのことや自分一人だけのことが多く、周囲を気にすることなくマイペースに働くことができています。

保育士をしていた時は、女性ばかりの職場特有の噂話や嫌がらせなどもあり、休憩室にいるのに休めない雰囲気の時もありましたが、現在はそのような心配もなく、安心して過ごすことができています。

保育園のように同僚が多く、みんなでワイワイおしゃべりすることも楽しいですが、自分にとっては一人でゆっくり自分のペースで働けることの方が合っているようです。

周りに相談できる人が少ないというのが少し寂しいですが、それ以上に心が安定していることが嬉しいです。

保育士を辞めて良かったことと悪かったこと

保育士をやめて後悔していることは、やはり子どもが好きなので、子どもと関わることができる仕事ではなくなってしまったということです。

毎日忙しく大変ですが、その分やりがいもありました。自分が親になったことで保護者の気持ちもよりわかりようになり、「これからは保護者支援により力を入れていくぞ!」と思っていたので、それが十分にできず心残りではあります。

保育士を辞めて良かったことは、我が子のことを考えたり我が子と一緒に過ごす時間が増えたことです。

子どもが登園する前の少しの時間に一緒に遊んだり、降園後の夕方に遊んだり一緒に夕御飯の支度をしたりしていると、「保育士をしていた時はこんな余裕はなかったな」としみじみ思います。

また子どもの調子悪い時、すぐ病院に連れていくことができるという安心感があります。

事務職が未経験でもわからないことはネットで検索したらなんとかなる!

大学卒業後、保育士の仕事しかしてこなかったため、未経験のことも多くわからないことも多かったです。

電話対応もあまり経験がなかったので、最初はとても苦労しました。これは2年働いた現在も苦手です。

パソコンのスキルも足りませんでしたが、現在はネットで検索すると様々なことがわかるので、その都度調べて対応していました。

実践あるのみで、やっていくうちに色々と覚え、作業の効率が良くなっていくのが実感できます。

ただし、自己流になってしまっている部分も多いので、他の会社の事務職では通用しないと思います。

小さな会社なので、丁寧に仕事を教えてくれる先輩や相談できる相手が周りにいないことはとても大変です。

保育士として働いていた時は職員間のチームワークが重要でしたが、事務職の現在は自分一人で判断しなくてはならない場面もありことが難しいです。

今後事務職に転職しようと思う方へのアドバイス

なぜ、なんのために保育士を辞めて事務職に転職しようと思っているのか、よく考えてみてください。自分自身が何を最も重要視しているのかということです。

私が事務職を選んだのはたまたまですが、最も重要視したのは「我が子ともっと向き合える時間や心の余裕をつくること」でした。

それが叶っている今、転職して良かったと思っています。事務職はパソコン業務が主でわからないこともたくさんありますが、やっていくうちに慣れます。自分のスキルが上がっていると実感できた時は嬉しいです。

また、私は子どもが大きくなったら保育の仕事に復職することも考えています。保育の現場もIT化が進んでいくと思うので、再び保育士として働く時に現在の事務職の経験を活かすこともできるのではないかと考えています。ご自分の可能性を広い目で考えてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次