このところ男性保育士が増えてきており、用心棒という役割でも園に1人は男性保育士が在籍している。という園も珍しくなくなりました。
しかし、まだ昔の名残で男性は採用しないという園も中にはあります。女性に比べて男性保育士というのは、採用枠でいうと狭いのかもしれません。
それでも子どものために働きたいという思いは同じ!
今回は男性保育士歴10年の筆者が、1日の流れや給料事情について話していきます。
- 保育士ってお給料少ないんじゃないの?
- 家族を養っていけるの?
こんな疑問にお答えさせていただきたいと思います。これから保育士を目指す男性の参考になれば幸いです。
30代男性保育士の一日のスケジュールを紹介
私の情報を少しだけお話させていただきます。現在民間保育園で副主任をしながら担任をしています。結婚しており妻と保育園に通う息子の三人家族です。
そんな私の平日の1日のスケジュールについて紹介させていただきます。
早出勤務の時の1日のスケジュール | ||
05:00 | 起床 | だいたいいつもこれくらいに起きます。早い勤務時は朝家事は基本しないです。 |
05:45 | 出勤 | いつもぎりぎりです… 朝のコーヒーくらいゆっくり飲みたい。 |
07:15 | 職場到着 | 電車に1時間くらい揺られています。 だいたいスマホいじってます。 |
07:30 | 始業 | 担任も兼務しているので、ここから基本的に1日保育しています。 |
12:00 | 休憩 | 1時間休憩を取ることができます。 日によりますが、だいたいはそこそこの時間 休憩しています。 |
16:30 | 終業 | 事務仕事が残っている場合は確認したりしますが、なるべく残さないようにしています。 |
17:00 | 退勤 | ここからは時間との戦いです。 急いで駅に向かいます。 |
18:30 | 帰宅 | 妻と我が子に出迎えてもらって癒されます。 |
19:00 | 夕食 | 早い勤務だと一緒に食べれますが、遅い勤務になると子どもが待てないので個食になります。 |
20:00 | 入浴 | 子どもと遊ぶ時間が平日はほとんど持てないので、お風呂の時間が貴重です。 |
21:00 | 寝かしつけ or 家事 |
寝かしつけをすると大抵寝落ちします。 なので妻と分担して行います。 運よく起きれていれば少しリラックスタイムができます。 その時は筋トレがゲームです。 リラックスではないですね… |
22:30 | 就寝 | 明日も早いので早めに寝るようにしていますが、翌日のご飯の準備をしたりすると遅くなります。 |
だいたいこんな感じです。想像を絶するような感じではないですね。
男性保育士は残業は多いの?給料は見合っている?
上記のスケジュールはイベント等がない期間のスケジュールです。ですので、こんな平凡な毎日が続くとは思わないで下さい。
それなりに忙しい日はあるので、その辺のことも書きたいと思います。
残業はもちろん多少はある
残業にもいろいろあって、会議で残業するときもあれば書類仕事で残業するとき、もしくは夕方の保育士の人数が足りなくて急遽保育に残ることもあります。
主任という役職が付いていますので、なるべく率先して残業するようにしています。もちろん早く帰りたいのが本音ですが、残業代も塵も積もれば山となる。それだけ金銭的に余裕が生まれると思えば頑張れます。
書類仕事で残業することはほぼないです。なんとかうまくやりくりしています。前述したように複数担任ですので、午睡時間やおやつの時間には一旦クラスを離れて事務仕事をすることが多いです。それがないとなかなかキツイと思います。
持ち帰りの仕事は基本的にはない
私が勤務している保育園では持ち帰りの仕事は基本的にはありません。何故ならオフィシャルには持ち帰りは承認されていないからです。
制作準備などでこっそり持って帰っている先生も中にはいますが私は基本的にしません。そこまでしなくてもいいものを基本的に準備するようにしています。
また、幼児クラスになってくると自分で準備出来たりもしてくるので、子どもたちと一緒に進めていくというスタンスで行っています。
書類の持ち帰りも本来は個人情報ですのでアウトです。まあ私の場合は、持ち帰ったところで家族サービスに時間を当てるので絶対にやらないですね。
たまにこっそり持って帰ったりしたこともありましたが、まぁやらなかったですね。家でダラダラするなら、1日休憩時間削って猛ダッシュでやっつけてしまったほうがマシですね。
仕事内容と給料は見合っている
私の勤めている法人はお金の管理はきっちりされていると思います。お給料も450万円程度とそれなりにいただいています。30代男性の平均年収のちょっと下?くらいはいただいています。
最近の保育士への処遇改善も加算されてのものなので、ずっとこのままかと言われればなんとも言えませんが昇給もしています。自分としては仕事内容に給料は見合っているのかなと思います。
全体的に保育士のお給料は低いと言われていますが、考え方による部分もあるかと思います。
以前少しだけ一般企業で営業職をしていましたが、毎日数字に追われて達成できなかったら怒られる。そのプレッシャーがないと思えば苦じゃないと思える部分もあります。
保育士のやりがいと仕事を続けられる理由はコレ!
保育士の仕事は営業を経験した私からしたら数字に追われるというプレッシャーもなく、やりがいを感じる良い仕事だと思います。
私が給料が安いとか仕事量が多くて大変だと言われる保育士の仕事を続けられるのは以下の理由があるからです。
四季を感じられるやりがいのある仕事
なんで保育士の仕事をしているの?保育士のやりがいは何ですか?
こんな質問って意外とよくありますよね。よく子どもが好きだからとか言うと思います。私が思うに保育士のやりがいって『四季』を感じられることだと思っています。
毎日毎日同じでなく、この季節にはこんなことができる、こんなものをみつけることができる、こんな行事がある等…その季節にしか味わうことのできないことがたくさんあります。
またそれが年齢によっても異なるしクラスカラーによっても異なる。全く同じ1年なんてないんですよね。
それを感じることができる、その中で子どもの成長を一緒に共有、共感することができる素敵な職業だと思います。だからこそ保育士の仕事を続けているのだと思います。
家族のために仕事を続けている
これはとてもベタな話ですが、世の中のお父さんと同じ意見です。家族の為を思ったら続けられる、続けるしかないんです!
もちろんもっと稼いでラクさせてあげたいという思いはあります。それでも理解して続けさせてくれる妻には感謝です。
その妻の為、子どもの為を思ったら辞めるなんて選択肢はありません。少しでも多く昇給、少しでも早く昇格してラクをさせてあげようという思いがあれば頑張れます。何よりも家族の笑顔の為です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ネットで探しても男性保育士の意見は少ないと思いますので、保育士を目指す男性の参考に少しでもなればと思います。
男性保育士はまだまだ数は少ないですが需要はありますしこれからも増えてくると思います。一人でも多くの男性保育士が誕生し、一緒に活躍できることを願っています。
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